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博士・ポスドクの『転職体験記』

博士課程で医療の質・安全を研究する女性看護師28歳。研究と臨床を繋ぐ職場を求め、Big4監査法人のヘルスケア・ウェルビーイング分野のコンサルタントへ

Information
  • 転職体験記
    • 追川 真紀 氏 / 28歳
    • 都内私立高校 卒
      東京医科歯科大学 医学部 保健衛生学科 看護学専攻 (現・東京科学大学) 卒
      東京科学大学大学院 保健衛生学研究科 5年一貫制博士課程 修了見込

      研究テーマ:病院組織の構造的側面 (制度・体制・労働環境) と、ソフト面 (対人関係や職場風土) からアプローチする医療の質・医療安全・医療従事者の職場環境改善
      ※2022年発表論文の中で、最も多くダウンロートされた論文の一つとして表彰
      分析ツール:SPSS(IBM社が製造・販売している統計解析ソフトウェア)

      TOEIC 815点
      看護師免許
      保健師免許
      養護教諭2種普通免許
      衛生管理者 (第1種)

① 大学院への進学

幼少期から看護師になりたいという夢があり、医療系の大学に進学しました。振り返ると、「誰かの力になりたい」という気持ちが、進路や就職先を選択する際の一貫した軸だったように思います。
大学での様々な経験を通して、看護師として患者を支えるだけでなく、医療システムや政策といった、より大きな枠組みから社会全体を支えることにも強い関心を持つようになりました。業界の課題を研究という形で掘り下げ、医療の質向上・持続可能な医療システムの構築に貢献したいと考え、大学院への進学を決意しました。

②    大学院や病院、その他研究活動を通して得たスキル

大学院では、医療の質、医療安全、医療従事者の職場環境改善を主軸に研究を行ってきました。博士課程を通じて、専門知識に加え、課題を論理的に整理する思考力、統計学的解析スキル、研究成果を他者にわかりやすく伝えるプレゼンテーション能力を身につけました。研究活動は地道で成果が見えにくい期間も長く、試行錯誤を重ねる必要がありましたが、その過程で粘り強く課題に向き合う忍耐力が養われたと感じています。

また、看護師として臨床現場では集中治療科に勤務し、常に「いのち」と向き合う中で、限られた時間と情報で的確な判断を下す力、何が最善かを問い続ける高い倫理観を身につけました。これらの実務経験を通じて培ったスキルは、医療分野に限らず、多様な社会課題を扱うコンサルティング・シンクタンク業界においても、十分に活かせると考えています。

③ 民間企業に転職(就職)するに至ったきっかけ

博士課程に進学した当初は、研究を通じて専門性を高め、エビデンスを積み重ねることが、医療や社会をより良くするための最適な道だと思っていました。そのため、修了後はアカデミアの道に進むことを漠然と考えていました。

しかし、研究を進める中で、すでに膨大なエビデンスが存在しているにも拘わらず、医療現場では依然として多くの社会課題が解決されないまま残っている現実を目の当たりにしました。例えば、医療の安全や職場環境の問題は、1つの病院や1人の管理者の努力だけでは対応しきれず、制度や仕組みそのものに起因しているケースが少なくありません。そうした現実に直面するうちに、研究を通して論文を書き続けるだけで、果たして世の中を良くしたいという思いは実現できるのだろうかという疑問を抱くようになりました。

よりタイムリーに社会課題を把握し、現場の声とエビデンスの両方を考えながら、医療政策や制度改革に関わる仕事がしたいという思いが強くなり、アカデミアにとどまるのではなく、民間企業というフィールドで、研究と実務をつなぐ役割を担いたいと考え、今回の転職 (民間企業への就職) を決意しました。

④    転職活動のこだわり、手放したこだわり

医療現場での臨床経験と、大学院で培ってきた専門知識や論理的思考力を活かせることを軸に、ヘルスケア分野のコンサルタントやシンクタンクを中心に就職先を検討しました。

一方で、本質的な課題設定力や分析力、論理的思考力は分野を越えて横断的に活かせるものであると気づき、視野を広げて自分の強みを活かせるフィールドを探すため、就職先が扱うテーマが自身の研究テーマや専門分野と一致していなければならないというこだわりは手放しました。

⑤    転職活動を通じて気づいた点

転職活動を始めた当初は、自分の専門性や志向と100%一致する業種・職種を重視し、応募先をかなり限定していました。博士課程まで積み上げてきた研究や学びの経験を無駄にしたくないという気持ちが強く、視野が狭くなっていたと思います。

しかし、選考を進める中で、担当の転職カウンセラーの久井様よりご助言をいただき、あえて分野の異なる企業群にも目を向けるようになりました。複数の企業を比較する過程で、同じ社会課題への貢献を掲げていても、アプローチの仕方や重視している価値観、強みが大きく異なることに気づきました。この体験を通じて、自分自身が本当に大切にしたい軸とやりたいことが次第に明確になっていきました。

最終的には、第一志望として考えていたコンサルティング会社からご縁をいただくことができましたが、他社を見てきたからこそ、その企業にしかない強みや魅力を言語化し、面接の場で具体的に自分の言葉で伝えることができたと感じています。

⑥    エリートネットワーク様を利用して良かったポイント

(株)エリートネットワーク様を利用して特に良かったと感じている点は、一般的な転職対策にとどまらず、業界・業種ごとの特性や、これまでの支援実績に基づいた具体的なノウハウを教えていただけたことです。アカデミア・医療現場から民間企業への就職という、全く未経験の領域に挑戦する中で、表面的な情報ではなく、実際の選考で重視されるポイントやテクニックを教えていただけたことは大きな支えになりました。

また、面接対策として、模擬面接を何度も実施していただいた点も大変心強かったです。想定される質問に答えるだけでなく、自分の言葉や態度・表情がどのように受け取られるのか、どこが強みとして伝わり、どこが分かりにくいのかを客観的にフィードバックしていただけたことで、回数を重ねるごとに精度と自信が高まっていきました。
このようなエリートネットワーク様の伴走型の丁寧なサポートにより、自分一人では気づかなかった課題や可能性に気づくことができ、結果として納得感と自信を持って就職(転職)活動を進めることができたと感じています。

⑦    監査法人で働く意気込み

今回が初めての就職(転職)活動で、分からないことも多く不安な中、初期から内定に至るまで伴走してくださった久井様には、心より感謝申し上げます。内定後も継続してフォローをいただき、安心して入社準備を進めることができております。
内定はゴールではなく、ここからがスタートだと考えています。いただいたご縁を最大限に活かし、これまで培ってきた経験とスキルを発揮しながら、新しい環境で活躍していきたいと思います。このたびは、誠にありがとうございました。

転職体験記に記載されている氏名は、ご本人のご要望により仮名を使用している場合があります。

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