求人情報詳細
NEW 株式会社レゾナック CMPの研磨機構解明、スラリの研究開発担当【茨城/先端融合研究所(山崎)】
正社員
仕事内容 | <組織のビジョン・ミッション/活動方針> 現代社会において「戦略物資」となっている半導体の製造工程でCMPスラリは必須材料です。同社はCMPスラリメーカーとして、グローバルで存在感を確立し、技術力・安定力・成長力=No.1であることを目指します。研磨プロセスは動的でその機構の理解は非常に難しいですが、前工程技術開発プロジェクトでは敢えて研磨機構解明に挑戦し、それに基づく材料設計を目指します。 <業務概要> 当研究部にて発足された新プロジェクトのメンバーとして、半導体の製造工程で使用されるCMPスラリの研究開発、研磨機構解明をお任せいたします。1CMPスラリの配合、2それを用いた研磨実験、3その結果の解析、4結果を踏まえた次の実験計画~実行までの一連の流れをメインミッションとして業務遂行いただく予定です。実験結果を踏まえてプロジェクトメンバーの分析、計算シミュレーション、ポリマー合成、事業部などの関係各部門との打合せを通して研究開発の方針を立案しますが、主体的に考え、行動いただくことを期待しています。社外のお客様とのやり取りもご担当いただきます。 <業務詳細> 砥粒や添加剤などの材料と、圧力などの研磨条件が研磨にどのような影響を及ぼすかを研磨実験を通して調べ、それを基に新たな仮説を立てて検証するサイクルを回します。 その際、分析部門や計算シミュレーション部門、開発部などの人達を巻き込みながら、多角的な視点で現象をみつめる体制を整えています。 製品売上げの8割以上は海外の大手半導体メーカー向けであるため、材料開発のステージが上がると一般ニュースでも聞くような世界的な半導体メーカーと関わることができます。 このプロジェクトでは中長期目線の研究開発テーマとして研磨機構解明、それに基づく材用開発に焦点を当ていますが、ゆくゆくは前工程の別テーマも調査していく構想です。 <やりがい・魅力> ・非常にフラットや組織なので、節度を保ちつつ、あまり上下関係を感じない部署です。本プロジェクトには女性社員はいませんが、ほぼ一体となって業務を進める研磨材料開発部では、産休育休後は全ての女性社員が職場に復帰しています。男性社員も月単位で育休を取得する例が増えています。 ・CMPスラリは半導体デバイスの製造に必須の材料なので、情報社会に貢献している実感が得られ、同社の主力製品の1つでもあるので、会社の業績に寄与している実感も得られます。更に、一般ニュースでも聞くようになった世界的な半導体メーカーと関わることができます。また、製造、品証、事業部と言った関連部門だけでなく、分析部門や計算シミュレーション部門、他事業所とも連携しているので、社内ネットワークも広がります。 ・研究開発を経験した後は、希望があれば事業部や製造、品証などの関係部門で更に経験を積むことも可能です。 ・太平洋に面した土地であるため、冬は暖かく、夏も比較的涼しい方だと思います。残業時間は20~30時間/月ですが、基本的には法令の範囲内で個人の裁量に任せています。 <働き方> 残業時間:約20h/月(繁忙期に応じて変動有) リモート対応:可(頻度:週1日程度。基本的には実験がメインです。) |
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経験・資格 |
※求人情報の応募要件全てに該当しなくても、企業様に対して内々に打診したり相談することが可能な場合もございます。一つでも当てはまる方は前向きにご検討下さい。
<必須>・無機化学、電気化学、物理化学、界面化学の分野における研究開発経験 ・グローバルな感覚/英語力を有していること(TOEIC:600点以上目安) ・ナノ粒子、無機酸化物の合成・表面処理・分散制御技術のいずれかの知識を有していること ・新しいことに挑戦するポジティブなマインドを有していること ・チームワークでの仕事に長け、他者の様々な考え方に柔軟に対応できること ※更なる詳細事項は、カウンセリング(面談)時にお伝えします。 |
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推奨年齢 | 30代 | ||||||||||
想定年収 | 600 万円 ~ 900 万円 | ||||||||||
勤務地 | 茨城県日立市東町4-13-1 | ||||||||||
勤務時間 | 8:00~16:45 所定労働時間:7時間45分 休憩時間:60分(12:00~13:00) ※フレックスタイム制:あり(コアタイムなし) |
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休日・休暇 | 年間休日123日(完全週休2日制、祝日、年末年始など)、 年次有給休暇、積立休暇、特別休暇(結婚、出産、弔慰など)、リフレッシュ休暇 |
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試用期間 | 3ヶ月 | ||||||||||
昇給・給与 | 賞与:年2回支給(6月、12月) | ||||||||||
加入保険 | 雇用・労災・健康・厚生年金保険 | ||||||||||
受動喫煙対策の有無 | 有 | ||||||||||
企業データ |
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取材班による独自解説 | 2023年1月、昭和電工と旧 日立化成が統合し、レゾナックが誕生。昭和電工の持つ、分子設計まで遡る事の出来る素材技術の強みと、日立化成の持つ、素材を使って機能を生み出す材料の強みを組み合わせた、川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ、世界で勝っていく「機能性化学メーカー」である。 直近は、半導体材料に注力しており、特に後工程分野では圧倒的なシェアを誇る。一方で、自社を半導体材料メーカーとは位置付けておらず、あくまで機能性化学の出口の選択肢として、半導体領域の成長と、その中での勝ち筋を見出しているため、半導体材料に注力している。仮に、将来的に半導体領域が落ち目になったとしても、時代に応じて出口を変える事が出来る技術力を持ち合わせており、今後も研究開発をコアコンピタンスとして、研究開発分野への投資は緩めず、技術で勝ち続ける会社にする方針を明確に掲げている。半導体に続く出口の候補として、モビリティ分野の変革(内燃機関からEV化)をターゲットにしている。 ポートフォリオ変革に関しては、旧昭和電工の一大事業であった、大分石油化学コンビナート(国内第2位の生産能力を誇る)を源流に持つ、石化事業部のパーシャル・スピンオフを決断。2025年1月よりクラサスケミカル(株)が誕生。2~3年後の上場を目指す、チャレンジングな目標に取り組んでいる。 昭和電工による日立化成の買収は小が大を飲む巨額買収として話題になったが、単なる買収ではなく、「創業」と位置付けており、昭和電工でも日立化成でも無い、レゾナックとしての新たな文化・ベンチャーマインドを、両社の統合をリーダーとして推進した髙橋CEO(昭和電工側)と今井CHRO(日立化成側)を中心に、経営陣と従業員全体で醸成している。経営陣が国内外の事業所にも足しげく通い、本社と現場が一体となった企業文化の醸成に努めている。 経営陣との距離も近く、経営陣は情熱をもって社内外を駆け回っている。従来の終身雇用文化を前提とした人材育成ではなく、レゾナックで働く事により社員1人1人のマーケット価値を高められる事を経営陣としてコミットする、と打ち出している。 ●代表取締役CEO髙橋秀仁氏の考え方や人となりが分かる動画 https://www.resonac.com/jp/corporate/resonac-now/20231122-2224.html | ||||||||||
Recruiting No. | 01005831000318 |
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